6時半に起床。昨晩は夜中の1時まで自宅でシゴトをしていたので非常にツラい のだが、今日から楽しい旅行のはず。ハリきって起きなきゃ。久しぶりの独り旅行。妻と娘たちは、妻の友人が住んでいるオランダに行くので、 私だけが別行動ということだ。今回はブルゴーニュでもまだ行ったことがない、 ヨンヌ県 (Yonne) に行くことにした。鉄道が通っていないところがほとんどで、 気軽に旅行に行けるところでもないので、「ムチャができる」一人旅でないと なかなか行く機会がない。
今日は祝日なので、用意をしなければならない私以外、家族の誰も起きてこない。
7時40分に家を出て、まっすぐパリ・ベルシー駅に向かった。駅に着いたのは 列車の発車時刻の15分前だったが、キップの自動販売機が2台しかなく、両方 ともに列ができていたので、遅れないかちょっと心配した。
無事列車に乗れ、8時34分出発した。
サンス (Sens)
地図上の位置今日の第一の目的地、サンス (Sens) には9時32分到着。つい最近までサンスという地名も知らなかったのだが、 ミシュランの緑本を見ると結構よさげなことが書いてある。せっかく時間が取れる ことだし、寄ってみることにしたのだ。
駅からまっすぐ東に歩いていくと、2本の川と交差する。2本目の川 はヨンヌ河といい、ヨンヌ県を縦に突っ切っている川だ。橋のたもとには St-Maurice という教会があり、緩やかな水の流れと緑と、この教会の流れ 屋根が妙にマッチして、非常にきれいな風景を描いていた。
「最初っからきれいな所に来たなあ。」
と顔が緩みっぱなしである。
道のたもとの花壇には花が植えられ、「きれいに街が保たれている」という印象を受けた。
街の北端にあるツーリストオフィスは残念ながら閉まっていたので、そのまま メインストリートを南下した。左手には、古臭いスタイルだが、やけに目立って いる Municipal(市庁舎)。イギリス統治下の建物みたいだ。
その奥にサンテチエンヌ大聖堂 (Cathédrale St-Étienne) があるのだが、 またまた残念なことに、鐘楼がリノベーションのため、仮囲いですっぽり覆われて いるのであった。
正面入り口上のタンパンはなぜかほとんど破壊されていて、残っている部分は ツバメの巣になっていた。。。ここまでツバメに占領されてしまうと、修復工事 をしたとしても、すぐに再びツバメに占領されてしまうだろうなあ。
正面入り口 正面のタンパン 内部は・・これはスゴい。ゴシック様式建築自体もすばらしいが、ともかく ステンドグラスがキレイ。何枚写真を撮っても飽きたらないほどだ。さすが ミシュランのガイドブックに、大聖堂の図面入りで紹介されているだけある。
後部オルガン部分 床にステンドグラスの色が映る バラ窓 バラ窓詳細 ステンドグラス1枚1枚に特徴があるので、見ていて飽きない。
ステンドグラスとフレスコ画 サクレクール・チャペル ステンドグラス ステンドグラス ステンドグラス ステンドグラス ステンドグラス ステンドグラス ルネサンス時代の彫像 外側の扉はことごとく破壊されたまま(彫像の首がハネられている)でツバメに 侵略を許しているのに、内部のすばらしいことよ。
外部から見たバラ窓 フライング・バットレス 街を一回りしてみたが、木組みの家が所々見られ、とても感じが良い。
アブラハムの家の彫刻 ジャン・クザンの家 木組みの家 中心街は、祝日で通行人の数が少ないいせいか、どこか日本の地方都市という感じ。
昼食は、大聖堂広場にある「Restaurant l'Assiette」というレストラン。そこら へんのレストランで一番マシだろうと思って選んだのに、「日替わりメニュー」で 出てきた鴨のフィレは・・・まあ鴨はおいしい、でもつけあわせのフライドポテトが、 まるでマクドのそれである。冷凍ものをそのまま機械で揚げただけ。。。そりゃあ 10ユーロの日替わりメニューだから、安いコストにしなければならないのは分かる けど、ちょっとヒド過ぎるんじゃないの?
広場にあるレストランで、人寄せしなくても客がどんどん入ってきてくれるものだから、 「商売の工夫・努力」を忘れてしまっている。とても残念だ。
食事のあとは、ゆっくりと駅に戻った。
(つづく)